【シンガポール株】シンガポールリート以外のシンガポール株への投資について【おすすめ銘柄】
前回の記事(【シンガポール株】シンガポール株に投資するならシンガポールリートがおススメ【おすすめ銘柄】)では、シンガポール株の中でも、シンガポールリートの魅力と、おすすめの銘柄を紹介しましたが、本記事では、シンガポールリート以外の株式銘柄について記載したいと思います。
シンガポールの株式市場
シンガポール証券取引所(SGX)には、MainboardとCatalistの2つの上場区分があります。
イメージとしては、Mainboardが東証一部、Catalistがマザーズのような感じです。
これからグッと成長する可能性を秘めた企業を見つけたい!という人にはCatalistがおすすめです。
一方で、すでに安定した規模の大きな企業に投資したい人には、Mainboardで投資先を探すことをおすすめします。
私は、基本的にはMainboardを見て投資先を決めています。
シンガポール株の魅力的な銘柄
シンガポールにはシンガポールリートという魅力的な株式がある以上、それを上回る魅力のある株式銘柄を探す必要があります。
私は、流動性確保を確保するために、時価総額や配当性向・配当利回り、配当の安定性を考慮して以下の3銘柄をウォッチしています。
- DBS
- CapitaLand
- SGX
1. DBS
DBSは、シンガポールで生活をする人なら必ずといっていいほどお世話になる大手銀行です。
シンガポールの大手3行(DBS・UOB・OCBC)のうち、最大の規模を誇ります。
特筆すべきは、その効率性とデジタル化の推進具合で、2020年にWorld’s Best Bank Awardを受賞するなど、世界でも高い評価を受けています。
私自身、実際にDBS銀行口座と投資口座を利用していますが、インターネット上での手続きが簡便であったり、振込手数料やATM手数料が無料であったりと、非常に使い勝手が良いと感じています。
近年、FinTechの流れにのって異業種が銀行業に次々と参入していますが、DBS銀行のように消費者にとって利便性の高い銀行は、将来的に選ばれて残ると思いますので、シンガポール株式銘柄の候補の最初に挙げました。
DBSの時価総額は約SGD 65B(約4.9兆円)であり、みずほFGの時価総額3.4兆円を上回り、三菱UFJ FGの時価総額6.1兆円を下回る規模です。
配当利回りは、2020年12月現在約4.7%です。
2020年は、シンガポール金融庁(MAS)の指示により、配当額の上限を2019年の1株当たり配当額の60%にしているため、従来よりも低い配当利回りになっていますが、平常時であれば利回り6.0%超を実現することもできます。
2. CapitaLand
CapitaLandは、アジア最大の不動産グループです。
シンガポールに本社があり、手がける不動産は商業施設からビジネスパーク、物流施設など多岐にわたるうえ、シンガポールと中国を中心に、東南アジアにも多くの不動産を所有しています。
Ascendas、CapitaLand Integrated Commercial Trust、Ascott Residence TrustといったシンガポールリートもCapitaLand傘下にあります。
不動産会社らしく配当性向が低いため、配当利回りは4.0%弱と、基本的にあまり高くはありません。
しかし2020年11月には、多くのシンガポールリートが値上がりで利回りが下がる中、その親玉であるCapitaLandはなぜか株価が下がり、利回りが4.5%を上回りました。
複数のシンガポールリートにまとめて投資するような気持ちで、CapitaLandが値下がりした時に投資するのは面白いかと思います。
3. SGX
SGXは、シンガポール証券取引所です。
近年は株式の上場件数が伸び悩んでいますが、その一方でデリバティブの取引所としての存在感は高まっています。
規模は日本証券取引所に劣りますが、香港の政情不安などを考慮すると、シンガポールのアジアの金融ハブとしての地位は今後とも揺るがないと思いますので、長期的にみて魅力的な投資先だと言えるのではないでしょうか。
配当利回りは3.5%程度と、日本証券取引所などに比べると高めです。債券を購入するイメージで投資することを考えています。
まとめ
以上3銘柄が、シンガポールリート以外のシンガポール株で、私がおススメする銘柄でした。
シンガポールは国の規模自体が小さいので、そこまで魅力的な株式銘柄が多いとは言えませんが、本記事でご紹介した3銘柄はシンガポールリートに劣らぬ優良投資先になると思います。
ぜひ、シンガポール株式投資の際の参考にしてみてください。
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