【資産運用】過去の反省とこれから【投資スタイル】

【資産運用】過去の反省とこれから【投資スタイル】

本記事では、株式投資における過去の反省と、これからの資産運用、投資スタイル(配当再投資型の長期投資)について書いていきます。

株式投資をはじめたきっかけ

株式投資は、2013年に開始しました。
当時はまだ学生で、ドキドキしながら証券口座を開設したことを覚えています。

証券会社は松井証券を選びました。
当時ほとんどの証券会社が取引手数料が有料だった中、1日の約定金額が10万円未満であれば手数料無料という良心的な料金体系だったからです。

学生だった当時、アルバイトで貯めた貯金の中から30万円を証券口座に入金し、取引を開始しました。
当時は株の知識も、金融の知識もほとんどなく、10万円以下で購入できる株の中で、丸紅やみずほフィナンシャルグループといった、自分の知っている会社に投資するスタイルをとっていました。

投資をした直後に株価が下落すると(今思うとたいした下げ幅ではなかったですが)、ひどく動揺したことを覚えています。
逆に株価が少しでも上昇すると、安心したい衝動にかられ、すぐに売却して利益を確定させていました。

当時は、とにかく安全に資産を増やしたい思いがあり、最善の資産形成は預金であり、株への投資は株価下落で価値が棄損する可能性のある危険な賭け、という認識でした。

まだ資産形成について深く考えたこともなく、ただ漠然と、30歳までに1,000万円の金融資産を形成しようと考えていました。

30歳という節目で考えたこと

30歳を迎えたいま、順調に貯金は増え、学生時代に思い描いていた目標である金融資産1,000万円を達成することができました。

2013年に始めた株式投資はどうなったかというと、ちょこちょことキャピタルゲインを得て、約45万円になっていました。

30万円が45万円になった、というと、1.5倍です。それだけ聞くとすごく増えたような気もしますよね。

しかし、よくよく考えると、もし2013年当初に買った株をそのまま保有していれば、配当と値上がり益で45万円をゆうに上回る金額になっていたはずなのです。

少しでも値上がりがあれば売却して利益を確定させていた時には、売却益をうまく得たと思っていましたが、長期的な視点に立って振り返ってみると、それは単にアベノミクスの上昇相場に乗り損ねただけでしかありませんでした。

30歳を迎え、これから先の資産形成について考えたとき、このままではいけないと思いました。

このまま貯金をメインにするだけでは、頑張って一年に200万円貯金できたとしても、3,000万円、5,000万円といった金融資産に到達するにはかなりの年数がかかってしまいます。

株式投資についても、これまでのように少額でちょこちょこと売り買いを繰り返しても、大幅な増加は望めません。

そこで、30歳までの資産形成方法を見直して反省し、今後の方針を立てることとしました。

過去の反省と見直し

反省点

30歳までの資産形成における反省点は、リスク許容度の低さからくる短期的視点に尽きます。

これまでは、仮に損失が出たとしても割り切れる投資額、つまりリスク許容度が低かったがゆえに、資産形成の主な手段を預金とし、株式投資でも目先の利益に囚われた売買を繰り返していました。

このリスク許容度の低さは、資産形成に対する知識不足と未熟な懐事情(貯金額の少なさ)からきていたと考えられます。
ある程度金融資産が増えてきた今、改めて資産形成について勉強をしなおしました。

資産運用、投資に関する勉強

資産形成に関する知識は、書籍と投資ブログで増やしました(現在も勉強中です)。

書籍については、ジェレミー・シーゲル博士の「株式投資の未来」をバイブルにしています。
株式投資とは何か、という基本的だけれども重要なことが書いてあるので、これから株式投資をしたいと考えている方はもちろん、これまでの私のように、なんとなく株式投資をしている人にもおすすめです。

ブログに関しては、インターネットで検索をすればたくさんの投資ブログが出てくるので、考え方や投資先などが重なっている人のブログを見て参考にしています。

Tatsuo
Tatsuo

結局は、自分の性格や懐事情にあったやり方が一番だと思うので、ブログは参考程度に!

新たな方針

知識が増えてくると、やはりほぼ現預金が占めている現在の資産構成は、悪くはないが保守的すぎると思うようになってきました。

ちなみに、現在の私をとりまく状況は、以下のような感じです。

  • 30歳のいま、定年までの年数を考えても、資産運用の期間を長期でとることができる
  • まだ子供も小さく、学費などまとまった支出が必要となる年齢まで時間がある
  • 資産はほぼ現預金で、1,000万円近くあり、生活費対比でも余裕がある
  • 年収は一般的な金融機関で働く30代の年収ほど

そこで思い切って、現金資産額としては500万円を確保(毎月の生活費を約30万円とし、1年半近くの生活費がまかなえる)するのみとし、500万円を超過する資産については、株式・債券の有価証券に投資することにしました。

投資手法については、投資期間を25年以上とった長期間での配当再投資を基本とし、短期間での損益は意識せず、コツコツと有価証券資産を積み上げ、資産を増やそうと考えています。

Tatsuo
Tatsuo

リターンの平均回帰性(長期間でみればリターンの安定度が高くなる)を信じ、短期間での損益には心を惑わされないようにしようと思います。

今までよりもかなりリスク許容度をあげた資産運用、投資スタイルですが、現在の私には許容できるリスクであると判断しています。

おわりに

私が株式投資をはじめた学生時代から、これからの資産運用、投資スタイルについてまとめてみました。
これからこのブログで、実際にどのような銘柄に投資しているのか、なぜその銘柄を選んだのかを備忘録を兼ねて書いていこうと思います。
十数年後に振り返った時に、あの時いい判断をしたと思えることを信じて…。