【シンガポールでiPhoneを買う】海外でiPhoneを購入する際の注意点まとめ

どうもTatsuoです。

最近、スマホをiPhoneSE第二世代に変えました。本当は日本に一時帰国したときに免税で買いたかったのですが、まだまだ帰国できそうにないので、あきらめてシンガポールで購入。

今回、初めて海外でiPhoneを購入したのですが、購入前に色々と調べてみたところ、海外でスマホを購入するときに注意しなくてはならない点があることがわかったので、本記事では、海外でスマホ (iPhone) を購入するときの注意点をまとめました。

海外でiPhoneを購入するときには:モデルに注意

海外でiPhoneを購入し、本帰国後も使いたい、と考えているならば、モデルに注意が必要です。

2021年現在、iPhone12シリーズやiPhoneSEが販売されていますが、実はそれぞれの機種の中で、さらにモデルが分かれています。

国によって販売されるモデルは異なっており、(後述しますが)モデルと合っていない国で当該iPhoneを使用しようとすると、周波数帯の問題でそもそも利用できなかったり、法律に違反してしまう可能性も出てきます。

iPhoneのモデル番号は、A+4桁の数字で記されており、端末からは「設定」→「一般」→「情報」とたどることで確認することができます。

現在販売されているiPhone各機種のモデルと、対応する国については公式サイトで確認が可能です。

iPhoneSEの場合、各モデルと対応する国の組み合わせは以下の通りでした。

モデル番号 最適な国・地域
A2275(GSM), A2275(CDMA) 米国・カナダ
A2298(GSM), A2298(CDMA) 中国本土
A2298(GSM), A2298(CDMA) 日本・シンガポールなど、その他の国々

一方、iPhone12・iPhone12 miniの場合のモデルと国の関係はこのようになっています。

モデル番号 最適な国・地域
A2172, A2176 (12 mini) 米国
A2402, A2398 (12 mini) 日本やカナダ
A2404, A2400 (12 mini) 中国本土
A2403, A2399 (12 mini) シンガポールなど、その他の国々
参照:iPhone – 5GおよびLTEネットワーク

iPhone12シリーズでは、日本とシンガポールで販売されているモデルが異なっていましたが、一方で、iPhoneSE (とiPhone11) では、日本とシンガポールでの販売モデルが同一でした。

海外版iPhoneを日本で使う際に問題となりうる点:周波数帯と電波法

日本で販売されているモデルとは異なるモデルを海外で購入した場合、そのiPhoneを日本で使用するときには、

  1. 周波数帯が合わない
  2. 電波法に反する(技適マークが無いため)

という2点が問題となる可能性があります。それぞれ順に説明します。

1. 周波数帯が合わない

iPhoneが受信できる周波数帯は、モデルによって異なります。

そのため、日本で販売されているものとはモデル番号が異なるiPhoneを海外で購入し、日本で使おうと思っても、通信事業者の提供する周波数帯が、所持しているiPhoneのモデルでサポートされていない場合、電波が受信できず使用できないことになります。

Tatsuo

ただ、各モデルの対応周波数帯を見るに、いずれのモデルもほぼ全ての周波数帯をカバーしているので、この点はそこまで心配しなくてもよさそうな気はします。

2. 電波法に反する (技適マークが無いため)

日本では、電波法という法律があり、電波利用に際しては一定のルールを守る必要があります。

そのルールに則った電波利用機器か否かの目印となるものが、技術基準適合証明等のマーク(通称:技適マーク)です。

技適マークは、電波法令で定めている技術基準に適合している無線機であることを証明するマークで、個々の無線機に付けられています。総務省–電波利用ホームページ

日本国内で販売されるモデルのiPhoneをお持ちの方は、「設定」→「一般」→「法律に基づく情報および認証」とたどると、技適マークをみることができます。


画像中ほど、左側の円で囲まれた印が技適マークです。

日本販売モデルと異なるモデルの場合は、この技適マークがないため、本帰国時 (=居住者となる) に当該端末を継続して利用することは違法となる可能性があるのです。

なお、一時帰国や観光などで、日本非居住者が一時的 (90日以内) に日本国内で技適マークのない端末を使用することは、例外的に認められています。
参考:総務省ー海外から持ち込まれる携帯電話端末・BWA端末、Wi-Fi端末等の利用

まとめ

以上、海外で購入したiPhoneは日本帰国後も使えるのか問題について調べてわかったことをまとめました。

本帰国後の使用も見据えて海外でiPhoneを購入する場合は、日本モデルと居住国のモデルが一致しているものを購入することがベストだと思われます。

Tatsuo

私はiPhoneSEを購入しました!