【資産管理】我が家の基本方針

どうも、Tatsuoです。

本記事では、我が家の資産管理方針について記載したいと思います。

資産管理において、基本方針を決めておくことはとても重要です。

なぜなら、方針を定めておかないと、その時々の気分に意思決定が左右されかねないし、後で振り返って結果を見直すことも難しくなるからです。

Tatsuo

何事にも方針を立てることは大切ですが、お金に関しては特に重要だと思います!

資産管理の基本方針

我が家では、以下の5つの方針を資産管理の基本方針としています。

  1. 資産運用は株式投資・債券投資・預金(外貨預金は除く)にて行う
  2. 運用期間25年以上の配当再投資による長期投資を行う
  3. 株式・債券ポートフォリオの目標リターンは年6.0%。配当利回りは4.5%(税引前)
  4. 現預金額は最低500万円を維持する
  5. 生命保険は死亡リスクの移転・節税のために活用する

それぞれ個別に解説していきます。

1. 資産運用は株式投資・債券投資・預金にて行う

現在のところ、株式投資と債券投資、および預金の3つの方法で資産を運用しています。

預金が資産運用?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、元本保証(ペイオフ対象1千万円以下ならば)の対価として低金利を得られる投資商品と捉えています。

ただし、日本の金融機関で行う外貨預金は、利子所得が総合課税に含まれてしまうので、資産運用とはみなしていません。

2. 運用期間25年以上の配当再投資による長期投資を行う

配当再投資による長期投資を基本スタイルとし、短期間での損益には注目しません。

運用期間をどの程度に設定するかについては様々な考え方があると思いますが、本業がある中でデイトレーダーのように四六時中相場を見張るわけにはいきませんので、私は長期投資を基本としています。

また、売買手数料や日本の課税制度も踏まえると、長期間での配当再投資が一番だと考えています。

株式・債券ポートフォリオの目標リターンは年6.0%・配当利回りは4.5%(税引前)

株式・債券ポートフォリオ、と書いていますが、実際にはポートフォリオの大半を株式投資が占めるように資産運用をします。

ジェレミー・シーゲル博士の「株式投資の未来」でも記載されていますが、長期投資であれば、債券よりも株式の方が低リスクだと考えられるからです。

目標リターン値は、以下のリスクプレミアムを参考に設定しました。

・”Japanese Equity risk Premia Report 2008″(イボットソン・アソシエイツ・ジャパン(株))
→日本の株式市場の1963-2007年のマーケットリスクプレミアム*の平均値 = 6.0%

“Country Default Spreads and Risk Premiums”(Dr.Damodaran, NY Univ.)
→日本の株式マーケットリスクプレミアム = 6.0%超

マーケットリスクプレミアムとは、リスク資産である株式に投資する投資家が、そのリスクの対価として、安全資産(無リスク資産)である国債の利回りに上乗せして要求するリターンのことです。
国が破綻することはほぼほぼないので、国債の利回りをリスクフリーレートといいます。

ポートフォリオ全体で年6.0%のリターンを目指すことは、ほぼマーケット連動のリターンを目指すということであり、無理な目標値ではないと考えています。

また、配当利回りが4.5%近辺の銘柄が、日経225構成銘柄の中でも多くあるため、配当利回りについては、税引き前で4.5%の利回りを目指します。

現預金額は最低500万円を維持する

資産運用効率からみると、極力現預金を持たず、すべてを株式もしくは債券への投資に回すほうが良いのですが、現預金額を最低500万円は維持しています。

家族の生活にかかるお金(約30万円/月)を鑑みて、また私自身慎重な性格でもあるため、妻と相談したうえで、現預金の額を500万円は最低でも維持しようと決めています。

Tatsuo

資産の増加とともに資産全体に占める現預金比率は減少する見込みですし、相場が冷え込んだ時に思い切った投資をするための余力にもなりますので、500万円程度の現預金を維持するのは悪くはないかなと感じています。

生命保険は死亡リスクの移転・節税のために活用する

保険業界に身をおいている身として声を大にして言いたいのですが、生命保険は資産運用商品ではありません

資産運用機能がついた生命保険商品もありますが、それは高い手数料を生命保険会社に支払いながら、どんな投資をしてもいいですよとお金を預ける行為に過ぎません。

保険の本質は、リスクの移転です。

そのため我が家では、保険はリスク移転と節税対策を目的としてのみ加入することにしています。

goosuke

自分と家族の資産は他人任せにしないで、自分の手で運用しよう!

以上が、現在の我が家の資産管理方針です。

これらがどんな人にも当てはまるベストな解だとは思っていませんし、目標利回りの値と現預金額は今後変化する可能性もあります。ただ、それ以外の資産管理方針は、揺らぐことのない軸にしたいと考えています。