【ポートフォリオ】2024年9月20日時点
みなさま、お久しぶりです。Tatsuoです。
一年以上ぶりの更新となってしまいました。
本記事では、2024年9月20日時点での我が家のポートフォリオをまとめました。
2024年9月20日時点のポートフォリオ
現時点のポートフォリオは以下の通りです。
↑クリックで拡大できます
リターンの状況は以下の通りです。
- 時価総額:約3,890万円
- 投下資金:約2,465万円
- トータルリターン:約1,377万円
- 実現利益:約547万円
- 未実現利益:約878万円
- CAGR(年平均成長率):6.73%
- 実現年平均利回り:1.56%
- 予想年間配当・利子所得:219万円
前回投稿した2023年3月末時点から約1年半の間に、株式・債権ポートフォリオは1,619万円成長しました!
投下資金: 753万円増
実現利益: 250万円増
未実現利益: 616万円増
ポートフォリオの成長要因について
まず、ここ最近の円安傾向により、SGD、USDで投資している部分は日本円に換算した際の増幅が大きくなっています。
ただ、JPY、SGD、USDそれぞれをそのままの通貨で計算してみても、全体で+35%程の含み益がありました。
これらのことから、この1年半での急激なポートフォリオの成長は、①為替(円安)と、②世界的な株高に起因しているということができるでしょう。
予想年間配当・利子所得
現段階で、年間219万円の配当・利子所得を見込んでいます。
現在の為替相場で円転した場合の予想なので、円高になれば目減りしてしまいますが…
主な配当は、シンガポールリートのSGD 7,641 (83万円) と、銀行預金利息・証券口座待機資金利子・Singapore Savings Bond金利 (99万円) です。
シンガポールリートは、取得単価ベースで利回りが約5.00%となっており、減配はありましたが想定通りの水準です。
また、銀行預金やInteractive Brokersの待機資金による利息・利子も過半数を占めています。
Interactive Brokers:待機資金に対し利子が付与されます。証券口座内で時価総額USD 100,000以上の株や現金を保有していると、現時点ですと現金USD 10,000以上に対し、4.33%の利子が付与されます。
銀行預金、待機資金によって得られる利息・利子によって、リスクフリーで4.5%以上のリターンが得られるため、最近は現金比率を高めに保っています。
保有シンガポールリートの取得単価と実現利益
今回から、主な投資先であるシンガポールリートについて、取得単価や実現利益の詳細を紹介していこうと思います。
↑クリックで拡大できます未実現利益と取得単価を比べるとほぼトントンですが、配当金による実現利益によって大きく黒字になっていることがわかると思います。
含み益は幻ですが、実現利益は現実であり、着実に資産を積み増してくれます。
配当に対する税金の高い日本では、配当再投資の効率性が悪くなりますが (仮に100の配当があっても税引き後は約80になり、さらにそれを再投資して得た配当金にも課税されてしまう)、シンガポールは配当に対する課税がありません。
従って、シンガポールにおいては、キャッシュフローを最大化し、再投資先の選択肢を増やしながら資産を形成することが重要であると考えています。
上記の観点から、シンガポールリートは安定的な配当を見込むことができる、有力な投資先であるといえるでしょう。
この1年半の間で新規に投資した銘柄
この1年半の間新規に投資した銘柄は以下の通りです。
日本株
新規に投資した銘柄はありません。
8月に一時株価が急落して話題になりましたが、まだまだ高すぎると考えています。
三菱商事やNTT、三菱UFJなども買い増したいのですが、高くて手が出せない状況にあると感じます。
ただ、このような株高の中、J-Reitは利上げ見通しの影響か比較的安値圏にあり、投資を検討しています。
買い時を伺っている銘柄は以下の通りです。
- 産業ファンド
- 三菱地所物流
シンガポール株・債権
以下の銘柄に追加投資しました。
- Ascendas Reit
- Mapletree Logistics Trust
- Mapletree Industrial Trust
- Keppel DC Reit
- Capitaland Investment
- Singapore Savings Bond
いつもと変わらない銘柄をコツコツと買い増しました。
5年以上シンガポールリートに投資してきましたが、時価総額、配当利回り、ポートフォリオ (Industrial中心) を踏まえ、上記銘柄への投資に集約されつつあります。
ちなみに、シンガポールリートに投資を始めて以来、売却したことは一度もありません。
コロナ禍や金利高などで株価が低迷することも多いですが、あくまで配当を目的に投資しているため、株価の上下は気にしていません。
むしろ、長期的に保有し続けることによる配当金の積み上げや、値下がり時の追加投資による平均取得単価下落によって、実現利益・未実現利益 (含み益) の両方の恩恵を受ける形になっていると感じます。
最近は、Singapore Savings Bond(SSB)にも投資をしました。
これはシンガポール居住者 (外国人も含む) が購入可能な債権で、その名の通りほぼ預金の性格を有しています。
期間は10年間で、いつでもSGD 2の手数料を払うことで解約できます。
その一方で、金利高の影響によりSSBの利回りが3.30%を超える月があったので、預金の代わりに購入しました。
SSBは余剰資金の一時的非難場所としての認識で、他に魅力的な投資機会が訪れた場合には取り崩す予定です。
シンガポール株では、下記の既存保有銘柄を中心にウォッチしています。
- Mapletree Industrial Trust:SGD 2.15程度狙い
- Ascendas Reit:SGD 2.45程度狙い
- Lion Phillip S-REIT ETF:SGD 0.85程度狙い
- Keppel DC Reit:SGD 1.6程度狙い
- Acendas India Trust:SGD 1.0程度狙い
- Mapletree Logistics Trust:SGD 1.45程度狙い
- Parkway Life Reit:現状利回りが低くて手を出せない
- DigiCore Reit USD:USD 0.4程度狙い
8月以降、米国の利下げ観測からシンガポールリートは値上がり中で、現在は上記の株価水準を上回っていますが、値下がりを待って投資したいと考えています。
上記は1年半前に記載した狙い目の株価と同じで、振り返ってみても我ながらなかなかいい線をついてたなと思います。
英国株
今月新たに投資した銘柄はありません。
米国株
VTの積立投資を継続中です。
最近は毎月5万円程度とペースを落としています。
また値下がりのタイミングで大きく投資しようと思います。
総括と今後に向けて
継続的に投資することと、売却せずに配当金を積み立てることで、この1年半の間に株・債権ポートフォリオが大きく成長しました。
他方、高金利下で、証券口座に現金を置いておくだけでほぼリスクフリーで4.00%近い利回りが得られているため、現金比率も高い水準で維持しています。
暴落のタイミングがあれば現金比率を減らし、投資に回そうと考えています。