【シンガポールで出産】妊娠から出産までにかかった費用

【シンガポールで出産】妊娠から出産までにかかった費用

本記事では、シンガポールでの出産で実際にかかった費用についてまとめます。

シンガポールでの出産にかかった費用総額

まず、私たちが今回シンガポールで出産した際にかかった費用の総額ですが、妊婦検診費用と病院での出産費用、合計でSGD 26,860(約215万円)でした!

内訳は以下の通りです。

  • 妊婦検診費用:SGD 8,199
  • 出産費用:SGD 18,661

それぞれ、詳しく見ていきましょう。

妊婦検診費用:SGD 8,199

モトコクリニックでの受診で、産前の妊婦検診16回と、産後の検診2回の費用を合計しています。

毎回の検診費用(コンサルテーション・エコー)が大体SGD 300ぐらいで、それに加えて種々の検査費用やサプリメントの費用がかかりました。

妊娠中に受けた主要な検査は以下の通りです。
以下に記載した詳細の金額には、GST7%を含んでいません。

子宮頸がん検査:SGD 205

初診の際、子宮頸がん検査を受けました。

NIPT(出生前診断):SGD 950

NIPTはNon-invasive Prenatal Genetic Testingの略で、非侵襲(血液検査のみ)で胎児の染色体異常をスクリーニングできる検査です。

日本では、高齢出産の方に推奨される出生前診断ですが、シンガポールでは希望をすれば誰でも受けることができます。

13、18、21番染色体と性別を検査してくれるベーシックテスト(SGD 950)と、ベーシックテストに加えて微細欠失症候群を検査してくれるフルテスト(SGD 1,350)があります。

私たちは、妊娠12週あたりで、ベーシックテストを受けました。

mei
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NIPTはオプション検査で、受けても受けなくてもどちらでもよいものです。私たちはすごく迷いましたが、色々と考えて結局受けました。

血液検査:SGD 280

NIPTを受ける際に同時に、トキソプラズマやビタミンD、風疹の検査が含まれる血液検査も受けました。
この血液検査はオプションではなく、必須でした。

バースプランコンサルテーション:SGD 250

検査ではないですが、妊娠30週を過ぎたあたりで、通常の妊婦検診と併せて、バースプランの提出と、出産の説明をしてもらう時間がありました。
時間はおよそ1時間弱で、モトコ先生が出産にあたって生じうるリスク等の詳しいお話をしてくださいます。

mei
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このコンサルテーションで、出産が近づいてきた実感がわきました!

サプリメント

血液検査でビタミンDの値が低かったので、ビタミンD(SGD 27/box)のサプリメントを処方してもらっていました。
また、フィッシュオイル(SGD 35/box)も処方してもらい、出産まで飲んでいました。

日本でも妊娠中、特に妊娠初期に飲むとよいとされている葉酸に関しては、日本から買ってきたピジョンのサプリメントがあったので、それを飲んでいました。

mei
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私はモトコクリニックで処方してもらったものを飲んでいましたが、市販のサプリメントで補っても問題ないと思います。

出産費用:SGD 18,661

母親の私にかかった費用(SGD 16,557)と、子どもにかかった費用(SGD 2,104)を合計した金額です。
以下に記載した詳細の金額には、GST7%を含んでいません。

マウントエリザベス病院パッケージ費用:SGD 4,670

私は、無痛分娩・シングルルーム・3泊4日のパッケージでの入院でした。
部屋タイプや麻酔の有無、帝王切開か否か、泊数によってパッケージ費用は上下します。

パッケージには、分娩に係る費用のほか、部屋代、食事代、同伴者の食事代が含まれていました。

Doctors Fee

シンガポールでは、出産にあたって携わる先生それぞれにDoctor Feeがかかります。
今回の出産に際してかかったDoctors Feeは以下の通りでした。

  • 産婦人科医(モトコ先生):SGD 7,748
  • 麻酔科医:SGD 1,250
  • 小児科医:SGD 856

ちなみに、上記のモトコ先生のDoctors Feeの中には、産後の痛み止めや傷口に塗る軟膏等の処方も含んでいます。

その他子どもにかかったお金

小児科医のDoctors Feeの他、子どもには新生児代謝スクリーニング検査や聴力検査、退院までの黄疸の検査治療費、ビタミンKの注射、BCGとB型肝炎のワクチン接種などの費用がかかりました。

mei
mei

シンガポールでは産まれてすぐにワクチンを打つのが一般的だそうです!日本にいる母はこれを聞いてびっくりしていました。

まとめ

シンガポールでの妊娠から出産にかかった費用についてまとめました。
妊婦検診もすべて実費で支払わなければならないうえ、入院費用も高額なので、総額にすると200万円を超えてしまいました。

mei
mei

夫の会社から補助がなかったら、日本で産むことも考えたかも。

Tatsuo
Tatsuo

一度にこれだけのお金がお財布から出ていくことは人生で初めてだったので、金銭的にはなかなかダメージでした…。でも、産まれてきてくれた子どもの可愛さの価値はそれ以上!プライスレス!

シンガポールで出産しても、出産育児一時金は受け取ることができます!ぜひ【シンガポールで出産】出産育児一時金の申請方法も参照してみてください。